すみや亀峰菴 百代 呼風

京都の奥座敷「湯の花温泉」の老舗旅館のロビーと客室を、盛唐の時代の詩人李白の「春夜桃李の園に宴するの序」冒頭からの着想と、京都の伝統と現代美術の融合をコンセプトに、現代美術が展示されるロビーとアートの中に宿泊する特別な客室にリノベーションしたアートルームプロジェクト。

プロジェクトについて

アートギャラリー「百代」

「夫れ天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過各なり」
「而して浮生は夢のごとし、歓を為すこと幾何ぞ」

鉄の隧道が複数に分解された構成になっており、旅人はこのギャラリーを兼ねたロビーの隧道をくぐり抜けて日常から離れた異空間に誘われることになる。

柳幸典

アートルーム「呼風」

ロビーを兼ねたアートギャラリー「百代」での鉄の隧道から連なる設計となっている。プライベートな空間に入ると出迎える隧道は、天と地、生と死、形而上と形而下のような対概念を表象しており、アートと一体となった非日常空間を体験していただくことをコンセプトとしている。

柳幸典

京都の伝統と現代美術が融合した空間

陶芸家 石井直人氏、帯匠十代目 山口源兵衛氏、左官職人 久住章氏、和紙職人 ハタノワタル氏ら、京都・丹波を拠点に伝統の技を振るう作家・職人たちとの協働によってつくりあげられた京都の伝統と現代美術が融合した空間

建築設計:YANAGI + ART BASE
ディレクター/アーティスト:柳幸典
アーキテクト:八木健太郎
マネジメント:YANAGI STUDIO

コラボレーター:石井直人(陶芸家)、山口源兵衛(帯匠)、久住章(左官職人)、ハタノワタル(和紙職人)

アクセス

すみや亀峰菴 百代 呼風

621.0036
京都府亀岡市ひえ田野町湯の花温泉